岐阜に”ホーム”フクアリで5-1と大勝したジェフ。
こういう試合をした時は、次の試合が大切です。
今日も勝手に妄想します!
2019J2リーグ第15節
味の素スタジアム 5/25 15:00kickoff
ジェフユナイテッド千葉 VS 東京ヴェルディ
第14節時点
J2リーグ15位
勝点 17
得点 16
失点 20
得失点差 -4
無失点試合 5
勝ち①②③④
分け①②③④⑤
負け①②③④⑤
今季得点(内PK)
船山 貴之④
クレーベ④
新井 一耀②
増島 竜也①
為田 大貴①
茶島 雄介①
佐藤 寿人①
工藤 浩平①
エベルト①
今季警告(累積警告)/退場
堀米 勇輝 退場①
クレーベ 警告⑤(累積①)
下平 匠 警告③
エベルト 警告②
アラン・ピニェイロ 警告②
佐藤 優也 警告②
ゲリア 警告①
田坂 祐介 警告①
増島 竜也 警告①
乾 貴哉 警告①
茶島 雄介 警告①
熊谷 アンドリュー 警告①
前節”ホーム”フクアリで岐阜に5-1と大勝したジェフ。
今節はアウェーでヴェルディとの対戦です。
前節岐阜戦は、結果は大勝でしたが。
前半と後半で試合の内容・展開が大きく変わり。
完勝とは言えない試合でした。
よい面と悪い面の見えた岐阜戦を受けて。
江尻さんは何処を伸ばし何処を修正してくるか。
クラブ・チームの今後を考えても、とても重要な試合になると。
私は勝手に思っています。
まあ、どの試合も同じ様に重要なのですが。
大勝した後はどうしても緩みがちですが。
江尻さんはきっちりチームを導いてくれると、私は期待しています!
今日も勝手な妄想を撒き散らします!
前節岐阜戦を見て、私が一番強く感じた事は。
”攻守のバランス”の大事さ、です。
最近のブログでちょくちょく書いてきましたが。
江尻ジェフのスタートは、”失点を減らす”事に頭が向き過ぎていた印象です。
ディフェンス時に5バックになる3バックの”3-4-2-1”。
後方に枚数を割く事で、構えて守る試合が多かった。
これは、失点を減らすという”命題”に対して。
ある程度の回答にはなっていたと思います。
ただボールを奪い攻撃に転じるポジションが低い事。
選手のメンタルが”ディフェンス”に振れていた事。
そういった様々な要因から、攻守の切り替えが遅く。
タテに速い攻撃(カウンター)にもなかなか上手くつながらない。
1トップ目掛けたロングボールに頼る試合が多かった。
中盤の選手の頭の上をボールが飛び交い。
2枚のインサイドハーフはディフェンスに追われ1トップは孤立気味に。
チームでセカンドボールをなかなか拾えず、なかなか攻撃の形が作れず。
結果ゴール以前に、シュート・シュートチャンスもなかなか増えない。
そんな印象の試合が多かった。
江尻さんはその対策として。
全体をコンパクトにしたライン設定と、高いポジションからの”ハイプレス”。
出来るだけ高いポジションでボールを奪い。
素早く攻撃に転じ、タテに速く相手ゴールを目指す。
ここ数試合は、そういう戦い方でした。
前々節山形戦は、前半から”ハイプレス”で相手を追い込み。
首位(試合当時は2位)山形を相手に、前半は自由を与えず。
クレーベのゴールで先制する事まで出来た。
後半、山形が少し戦い方を変えてきた事に対応出来ず。
前半から飛ばした分後半は徐々に足が止まり。
後半だけで3ゴール奪われ逆転負け。
とても悔しい敗戦になってしまいました。
試合後の取材で江尻さんは。
「(後半から)ラインを5m上げようと指示したら、実際は10m下がってしまった」と発言していました。
そして前節岐阜戦。
エスナイデル体制時の”ハイライン”を思い出したかの様に。
コンパクトな布陣のポジションを高く設定し。
前線からの”ハイプレス”で岐阜を追い込んだ。
ボールを細かく動かしてくる岐阜に対して。
とても有効な戦い方だったと思いますし。
岐阜の大木監督も、多分予想していなかったと思います。
前線からのプレスで相手を追い込み。
選手が前を向いてプレー出来るので、常に相手よりも先手を取り尽くセカンドボールを拾い。
前の選手を追い越す動きも多々見られ。
セットプレーからの2ゴールもありましたが。
前半だけで4ゴールを奪い、試合を有利に進められました。
タテパスへの意識も高く。
チームで前を向いてプレー出来ているので。
相手の自由を奪い、自分達は”時間”と”スペース”を享受出来た。
しかし前半終了間際。
岐阜は選手交代と合わせてシステムを変更。
ジェフと同じ”3-4-2-1”システムで、選手個々がマッチアップする戦い方に変えてきました。
これで試合の流れ・展開は一変。
ジェフは落ち着いてボールを動かす事が出来なくなり。
高いディフェンスラインの裏を突かれる展開に。
ただ、ゴールが必要な岐阜も前に出てくるので。
お互いにオープンな、殴り合いの様な試合になってしまいました。
それでも中盤で奪ったボールを船山がタテに速く展開。
走り込んだクレーベのこの試合2点目のゴールで5-0に。
しかし試合終盤は岐阜に何度かラインの裏を突かれ。
試合終了直前に耐え切れずに失点、”クリーンシート”は達成出来ず。
前半よい戦いをして、後半相手の変化によって試合の展開が変わる。
山形戦も岐阜戦も、そういう意味では同じ流れでしたが。
山形には逆転負けでしたけれど、岐阜には5-1の大勝。
もちろん前半の岐阜の出来や戦術の相性等色々ありますが。
まあ、チームとしては前進出来ているのかなと思います。
”失点を減らす”事に重きを置きスタートした江尻ジェフ。
副作用としてゴールもチャンスも減ってしまった。
その対策として、コンパクトな布陣を敷いて。
”ハイプレス”からのタテに速い攻撃。
その隙を突かれたら。
さらにラインを上げてプレスの強度を高める事と。
タテパスへの意識を高め、自分達でボールを動かす時間を増やす事。
江尻ジェフは、出てきた課題に対して。
徐々に進化・前進してきたと思います。
では次の”進化・前進”は?
私は、最初に書いた”攻守のバランス”の改善だと思っています。
5バックで引いて構える事も。
”ハイプレス”で前を向いて戦う事も。
”ハイライン”戦術も。
それぞれ試合中に取る”戦術”であって。
90分間それを続ける事が正解という訳ではない。
それぞれの戦術や戦い方には、それぞれメリットデメリットがある。
相手の戦術その他との相性もある。
どれか一つにしがみつくのではなく。
相手や試合の流れ・展開を見て、柔軟に戦い方を変える。
私は、江尻ジェフはそういう段階になってきたのかなと。
勝手に期待して妄想しています。
90分ハイプレスで走り回れる訳ではないし。
90分後ろに引きこもったままではなかなか勝てない。
試合の流れに応じた戦い方の選択、これが今後必要になってくるのかなと。
岐阜戦では前半”ハイプレス”がハマり。
前半終了間際までは、ジェフはほぼやりたい放題だった。
しかし同じ岐阜がシステムに変更してきて。
各ポジションで選手が直でぶつかり合う様になると。
お互いにオープンな、言い換えると無防備な攻め合いになってしまった。
今のジェフの課題の一つは。
相手のプレッシャーや攻勢を受けた時に。
ボールの落ち着く所が無い事だと思います。
今のボランチコンビの二人は。
矢田は、動き回ってボールを受けて叩いてリズムを生むタイプだし。
熊谷は、激しいプレスと長短のパスでチームを動かすタイプ。
ピッチど真ん中で、”落ち着き”を作るタイプの選手がいない。
これが、チームのリズムや戦い方を変える事が難しい一つの要因かなと。
私は、勝手に感じています。
”ハイプレス”とコンパクトで高いラインで相手の自由を奪い。
前を向いて選手がプレーし、相手ゴールに向かっていく。
中盤から後方で自分達のペースでボールを動かし。
攻め所と守るべき所を判断し、リズムとテンポを変える。
全体で後方に引き、ゴール前を固めて構え。
相手の流れや時間帯を凌ぐ。
大雑把に言ってこの三つを試合中にやりくりする事が出来れば。
江尻ジェフは、ものすごく強くなれると思います。
今は、それぞれの戦い方を磨いている時だったと。
私は考えています。
ただ、それを実現する為には。
ピッチで”落ち着き”を作れる選手が必要ですし。
強烈にチームを引っ張る”王様”も必要。
私が常々熊谷に”王様”になってくれと期待しているのは。
こういう理由もあります。
J1では分かりませんが。
J2では、少なくとも”ハイプレス”は有効な戦術だと思います。
山形戦でも前半は、ジェフの”ハイプレス”に山形はミスが多く。
試合の流れを作れていなかった。
岐阜戦の前半も、ジェフはほぼやりたい放題だった。
それを90分間継続する事が難しいだけで。
時間を区切れば、”ハイプレス”はとても有効な戦い方だと思います。
90分間全力で走り回る事は出来ませんから。
自分達のペースでボールを動かし時計を進める時間帯も必要ですし。
引いて構えて相手を跳ね返す時間帯も必要です。
その切り替えを、何時誰が判断しチームを導くのか。
それが、私は”中盤の王様”だと思っています。
岐阜戦も妄想プレビューで、1ボランチの”3-5-2”について書きましたが。
参考にしたのは、90年イタリアW杯当時の西ドイツ代表です。
Jリーグ元年にジェフでプレーしたリトバルスキーもいたチームでもあり。
決勝でアルゼンチンに勝ち優勝したチーム。
中盤ど真ん中に、キャプテンのロータル・マテウスが君臨していました。
中盤で攻守のバランスを司り、長短のパスでチームを動かすだけではなく。
自分でゴール前まで侵入しシュートを打ち。
相手のエースや中盤のキープレーヤーを潰し。
チームをリードする”王様”だったと思います。
1ボランチ(当時はディフェンシブハーフと呼ばれてました)という、チームでは後方にポジションする選手なのに。
攻守両面で、正にチームの”中心”だった。
もう30年も前の話なので。
今とは戦術の理論も考え方もまったく違うとは思いますし。
当時の西ドイツ代表の戦術は、今の江尻ジェフとはまったく違いますが。
ピッチに落ち着きをもたらし、チームのリズム・テンポを司る”王様”。
マテウスの様な存在は、今のジェフにも必要かなと。
勝手に一人で思っています。
ちなみにあの大会で”王様”といえば、皆マラドーナの事を想像すると思いますが。
私にとってはマテウスでした。
私は、熊谷にはその素養があると思っています。
勇人の様に、自らの判断でバランスを取りチームを影ながら引っ張る事を覚えれば。
無敵のプレーヤーになれると思っています。
エスナイデルさんも熊谷の才能を認めていましたし。
私は、これからも超期待していますよ!
ちょっと回り道しましたが。
ここからヴェルディ戦の話を。
岐阜戦は、何試合振りかの”4バック”との戦いでしたが。
ヴェルディも”4バック”。
岐阜は”4-2-3-1”でしたが、ヴェルディは”4-3-3”がメインシステムのようです。
ヴェルディも岐阜と同じく、細かくボールを動かし攻撃の形を作るチーム。
私は、岐阜戦同様の”ハイプレス”が有効な試合だと勝手に妄想しています。
江尻さんは、多分”3-4-2-1”を継続すると思いますが。
岐阜戦から何を変えてくるか。
岐阜戦と同じく、”ハイプレス”で主導権を握りにいくと思いますが。
ヴェルディはおそらく岐阜よりも組織的に守ってくると思いますし。
両WGは技術とスピードがある。
岐阜戦の前半の様に、やりたい放題とはならないと思います。
例えば”ハイプレス”がハマらないとか、自分達の思う流れ・展開に出来ない時に。
どれだけ耐える事が出来るか。
そこから如何に自分達のリズム・テンポに持っていくか。
そういった対応力や、総合的な強さの求められる試合になるかなと。
私は勝手に予想しています。
ヴェルディは現在5勝5分4敗で勝ち点20のリーグ10位。
ジェフとしては、連勝して着実に勝ち点を積み順位を上げたい試合です。
ヴェルディは、攻撃により特徴と強味のあるチーム。
そのヴェルディ相手に、どこまで攻撃的なプレーが出来るか。
これが一つ目の注目ポイントです。
そして試合の流れ・展開に合わせて。
ジェフはどう戦い方を変化させるか。
そもそも変化させる事が出来るか、変化させる必要も無いくらいに圧倒出来るか。
これが二つ目の注目ポイントです。
江尻さんが岐阜戦からチームを修正し。
いいトコを伸ばし課題を解決してくれる事を期待しています。
前節は久し振りに乾がスタメン。
ポジションは左CBでしたが、よいプレーだったと思います。
高さも強さもあるし、ボールを奪われない技術もある。
後方からの長いパスもけれるし、後方でボールを動かす事も出来る。
乾CB、私は継続してほしいですね。
乾に続く、若い選手やここまで機会の無かった選手の出番はあるか。
前節ベンチ外だった鳥海の復帰はあるか。
インサイドハーフ2枚の組み合わせと、両WBの人選は。
色々妄想すると楽しいですね。
ただ、練習もTGも今季はまったく見れていないので。
私は勝手な妄想吐き出すだけです。
妄想フォーメーション貼って、簡単にまとめます。
今日の妄想フォーメーションです!

前節岐阜戦と基本同じと妄想しました。
ヴェルディのディフェンスラインを動かす為に。
堀米のポジションに浩平、はあるかもしれないと妄想です。
”ハイプレス”は有効な戦術、と書きましたが。
それは、ジェフに対しても同様です。
ジェフは強いプレスを受けた時に。
どれだけボールを落ち着かせる事が出来るか。
相手のプレスに対して、どちらがボールを落ち着かせる事が出来るか。
そこが勝敗の分かれ目になるかなと、私は妄想しています。
ジェフとしては、アウェーでヴェルディを叩いて。
連勝して、勢いを付けたい試合だと思います。
ヴェルディも上位進出の為、負けられない試合でしょう。
お互いに意地のぶつかる好ゲームを期待しています。
もちろん勝つのはジェフですが!
最後に。
先日のジェフレディースの神戸戦の観戦記も書く予定でしたが。
時間が足りずに、そこまで到りませんでした。
予告しておいて、大変申し訳ないです。
次の機会には、書ける様に努力します。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
HP作りました。
選手の出場時間等はこちらにまとめてあります。
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今日の一言「プレス合戦はジェフが勝つ!」