2020J2リーグ第1節 琉球戦観戦記(フクアリ)

大事なリーグ初戦、ジェフは3年振りに勝利!
色々な感想・意見があると思いますが、私は概ね前向きに捉らえています。
今日も勝手に始めます!

2020J2リーグ第1節
フクダ電子アリーナ 2/23 14:00kickoff


ジェフユナイテッド千葉 1 – 0 FC琉球
(前半 1 – 0)
(後半 0 – 0)



得点
1分 米倉 恒貴①


警告・退場
63分 河合 秀人 警告



スターティングメンバー

GK 新井 章太
DF 安田 理大
DF チャン・ミンギュ
DF 新井 一耀(59分 → 増嶋 竜也)
DF ゲリア
MF 熊谷 アンドリュー
MF 田口 泰士
MF 堀米 勇輝(90+2分 → 山下 敬大)
MF 米倉 恒貴
FW クレーベ
FW 川又 堅碁(79分 → アラン・ピニェイロ)


ベンチメンバー

GK 鈴木 椋大
DF 増嶋 竜也(59分 ← 新井 一耀)
DF 下平 匠
MF 田坂 祐介
FW 船山 貴之
FW アラン・ピニェイロ(79分 ← 川又 堅碁)
FW 山下 敬大(90+2分 ← 堀米 勇輝)

メンバー・フォーメーション

第1節終了時点

J2リーグ 6位
勝点 3
得点 1
失点 0
得失点差 +1
無失点試合 1


勝①




今季得点

米倉 恒貴①



今季警告(累積)/退場


まだ2月なのにまるで春の様な陽気の中シーズン開幕したJ2。
しかしジェフの試合の内容は、春の陽気って程優しいものではありませんでした。

J2降格以降の我らがジェフは過去10年。
常に自分達がボールを保持し試合の主導権を握る、そういうfootballを目指してきたと思います。

ただ、それはあくまでも試合に勝利する為の”手段”であったはずなのに。
その”手段”が”目的”になってしまっている事が、多々あったと感じます。

今季ジェフを率いる尹晶煥監督の目指すfootball。
試合の主導権を握る、その考え方は同じだと思いますが。
自分達がボールを保持し続けるとか、常に自分達のペースでボールを動かすとか。
そういう思想は、一切無いと感じます。

ボールをどれだけ保持出来るか、どれだけ攻撃に注力出来るか。
こだわる事はそこではなく。
あくまでも自分達が意図する様に試合を進める事。
自分達が意図する試合をする事こそ”主導権を握る”事だと。
私は、ちばぎんカップの柏戦とリーグ初戦の琉球戦を観て。
そう強く感じました。

試合に勝つ為に。
リードすれば5-4-1で自陣のゴール前に壁を築いて、相手に付け入る隙を与えずに時計の針を進める。
それをチームで躊躇無く実践する。
ああ、これが今季のジェフなんだなと。

試合を観て、つまらないとか相手にやられ過ぎだとか。
そう感じた人、けっこういると思います。

勝利の為に試合の主導権を握る。
私はその思想は、変わっていないと思います。
ただその為の”手段”が、過去のジェフとはまったく違う。

クラブはここ数年、フロントやスタッフの意識がずいぶんと変わってきました。
運営他の面で、クラブはよい方向に進んでいると感じます。
今季は、”現場”も変わっていく。
私はその強い”意思”を感じています。

クラブは変わっている。
勝利と昇格を目指す為に。
我々サポも、変わっていけるか、共に戦っていけるか。
それを問われているのかなと。
私は感じています。

もちろんまだまだチームは未完成。
つまらなく感じる部分もまだまだある。
今季は強くなっていくクラブを感じながら応援するシーズンなのかなと。
私は勝手に感じています。

相手にボールを握られシュートを打たれて。
でも試合はジェフが1-0で勝利。
今まで散々ジェフがやられてきた事を、ジェフがピッチで実践している。
視点や見方を変えれば、こんなに面白い事は無い。
私はフクアリでソーキそば食べてビール飲みながら、それを強く感じましたよ!

ちょっと前置きが長くなりましたが。
ここから簡単に試合を振り返ります!

今季は、なるべく毎試合更新しようと考えているので。
試合の観戦記は、自分の感想・印象を中心に簡単に書こうと思っています。
数日掛けて書ける妄想プレビューを中心にして、観戦記は簡素に。
そんな感じでまずは考えています。

ジェフはちばぎんカップと同様4-4-2でスタート。
コイントスでキャプテン熊谷が、自らエンドチェンジを選んだみたいですね。
試合終盤にサポの声援を背に守れる、そこまで考えての選択だったのでしょうか。
それは私には分かりませんが。

ちばぎんカップからのメンバーの変更は。
米倉をSHに1列上げてゲリアが右SBに。
2トップのクレーベの相棒は船山から川又へ。

ベンチには期待の新戦力山下が入りました。
浩平や寿人といった大ベテラン組と、岡野・壱晟といったレンタルから復帰の若手選手はベンチ入りせず。

私が面白いなと思ったのは。
ディフェンスに重きを置いた戦い方なのに、中盤の4枚は攻撃に秀でた選手だし。
ベンチにはFWが3枚。
尹監督は、攻撃的な選手に守備を仕込んで。
守りながらもゴールを奪えるチームを目指しているのでしょうか。

試合は開始1分、いきなりジェフが先制します。

堀米の左からのクロスに米倉が頭で合わせ先制ゴール。
ニア側の川又とファー側のクレーベの間に米倉が飛び込んだ、相手の隙を突いた形で先制。

米倉の攻守に前に猪突するプレーが活きた形でしたし。
琉球がゴール前で跳ね返したボールをダイレクトでサイドに叩いた田口のセンスもよかったと思います。

先制したジェフ。
MFとDFが4×4のラインをきれいに揃えた4-4-2で戦います。

これはちばぎんカップの柏戦と同じですが。
琉球は柏よりも、より細かくボールを動かし試合の主導権を狙うチームでした。

CB李栄直選手とボランチ上里選手がピッチ中央でボールを保持し。
前後左右にボールを散らしてくる琉球。

対するジェフは、4×4のラインを揃えながら。
前方の2トップが、琉球のゲームメイカーにプレスにいく形。

ここで感じたのが。
今季のジェフは、MFとDFはそんなに走り回らないけれど。
FWの2枚は、相当な運動量を要求されるなって事です。

クレーベは、昨季よりも攻守に走ってくれましたし。
新加入の川又も、期待通り攻守に走ってくれました。
しかし、守る事だけではなくゴールを奪う事を考えれば。
2トップの負担は、相当なもんだと思います。

クレーベも川又も後半は足が止まりがちでしたし。
後半途中から5-4-1にしたの事の理由の一つなのかなと感じました。

ジェフは4×4のラインが、ボールの位置や相手選手の状況に応じてタテにもヨコにもスライドしてスペースを塞ぐ事に主眼を置いていると思いますが。
一つ気になったのが、”猪突”する米倉です。

最初の方に書きましたが。
米倉は攻守両面で前に”猪突”するタイプの選手。
それが米倉の持ち味というか特徴だと思いますし、先制ゴールは米倉のよさが活きたプレーでした。

しかしラインを揃えて穴を塞ごうってやり方をしている時に。
かつての深井の様に、走れてスピードがあるからと単独で猪突してしまうと。
チームとしてはやりずらい面があると思います。

米倉の空けた穴を、どうカバー・フォローするのか。
前半ゲリアはかなり苦労していた印象ですし、田口が右サイドに吊り出されて中央のスペースが空いてしまう事もあった。

結果的に右サイドを崩される場面がいくつかあり。
サイドからのクロスに、中央と逆サイドが対応出来ていない場面も見られた。
前半琉球に二つくらい決定機を作られましたが。
右を崩されそこから左右にボールを動かされた事が要因だったと思います。

ただ、この試合では早々に先制出来ましたが。
ゴールを奪う為には、チームで前に出ていかないといけない。
カウンター仕掛けるにしても、どこかでラインを崩すというか。
穴を空けてでも出ていかないといけない局面はあるはずです。

チームとして、攻撃の形を作る事がまだ整備出来ていない。
そういう状態なのだと思います。
まだ選手個々の特徴やら能力で攻める事が中心であって。
そのカバー・フォローまで含め連携を徹底出来ていない。
もう少し時間が必要ってとこでしょうか。

前半はなんとか無失点で終えられましたが。
GK新井のファインセーブもありましたし、相手の決定力不足もあった。
無失点だけれど完璧って前半ではありませんでした。

ただ、相手にボールを持たれシュートを打たれていても。
相手のやりたい事に対して、ブレーキを掛ける事はある程度出来ていたかなと感じました。

お互いに選手交代なしで後半スタート。
試合の展開は前半と変わりませんが。
ジェフはクレーベと川又の足が止まり出します。

59分に、一耀が負傷し増嶋と交代。
その直前に琉球は上原選手がピッチに入っていましたが。
その対策もあってか、ジェフは5-4-1へ。

米倉を1列下げ、川又が左SHに下りて堀米を右にまわしたクレーベ1トップの5-4-1。
私は、けっこうびっくりしました。
まだ30分近くあるのに、5バックにして守り切りに入るなんて。
そんなジェフ、何年か前の(確か)天皇杯での柏戦以来見た事無かったですから。

79分には、クレーベではなく川又に代えてアランをピッチへ。
後ろの5-4はほぼ前には出ていかず、ひたすらクレーベを走らせる展開へ。

琉球は風間宏矢選手や”天才”小野伸二選手をピッチに送り。
小野選手がピッチ中央でボールを散らしますが、ジェフはブロックの中に琉球の選手をほぼ侵入させず。
入られてもほぼ自由を与えず。
淡々と時計の針を進め、そのまま1-0でタイムアップ。

試合後twitterで呟きましたが。
尹晶煥すげーなと。
今季はマジで昇格出来るかもしれんと。

とにかくボールを保持し守備よりも攻撃を考えてきたJ2でのジェフ。
後半30分近くも時間が残っている状況で、5-4-1にして試合を締めてしまおうなんて。
今まで誰もやらなかったし考えなかった事ですよ。

まだまだ課題があるし、チームは未完成ですが。
今まで以上に、本気で昇格を信じチームを応援出来る。
私はそう感じました。

尹監督は、塩試合とか言われてもまったく気にしないでしょうし。
尹さん連れてきたフロントの、覚悟というか本気を感じます。

はっきりと言ってしまえば。
どうやって相手ゴールに辿り着くのか。
それはほぼ見えない試合でしたが。
この道を突き進むっていう覚悟を感じましたし、説明出来ませんが期待出来る何かを感じました。

この”説明出来ない期待”が、もっともっとはっきりとした形になるまで。
まだまだ時間は掛かると思いますが。
私は、それをピッチで確かめられると強く予感していますよ。

今まで見た事無いジェフだったので。
私は驚きましたけれど逆に楽しかったです。
あんな守るだけのチームに負けるなんて、っていう樋口監督の試合後の言葉。
そんな事言われる戦い方が出来るなんて、それはそれで痛快ですよ。
今まで散々ジェフがやられてきた事ですから。
いつも以上にビールがうまかったです!

とても簡単ですが。
琉球戦の観戦記、これで終わります。

パッと見は、多分すげーつまらない。
でも奥が深いし、段々魅力に引き込まれる。
今季の尹ジェフは、そんなチームなんだなと思っています。

ひとまず私は琉球戦楽しめました。
色々指摘したい事やこうしてほしいとか、言いたい事思う事はありますが。
今季もジェフを楽しめそうで、安心出来た試合でした。
クリーンシートでの勝利ですから。
格別ですよ!
こんな試合を多く観たいですし、その先に昇格が見えてくればいいなと思っています!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。

HP作りました。
選手の出場時間等はこちらにまとめてあります。

犬小屋(酔っ払った犬(♂)のお家)

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今日の一言
「まずは1勝。次の試合の勝利を目指して皆で頑張りましょう!」

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